教育とは何か
こんにちは。
僕は飲食店に勤めるサラリーマンです。
仕事柄、アルバイトの学生さんと接する機会が多く、
教育について考えることも多いです。
よろしければ、こちらもご覧ください。
今回はアルバイトの教育ではなく、日本の教育環境について考えてみました。
《教育から想像すること》
「教育」という字から、何を想像しますか?
一般的には「教え、育てる」というイメージを持つと思います。
このイメージは間違っていないでしょう。
日本の教育は、暗記やテストで良い点数をとり先生に気に入られることと同じだと感じるからです。優等生や良い点をとる生徒を生み出すことが、これまで良い教育だと思われているのです。つまり今の教育は、教える側から見たものなのです。もっと言えば、一方通行なんです。
恐らく、多くの先生が悩む問題だと思いますが、生徒一人一人に向き合いたい、
けれど、上からは成績のことをとにかく言われる。部活もあるし、自分の勉強もしたい。その結果、やらなければならないことが積み重なり、手の掛からない生徒は優秀で、勉強を何より優先させ、生徒からのアクションが起きない限りこちらからは何もできない状態、つまり一方通行になっているのではないでしょうか。
日本の構造的に、教育環境は変えにくいのが現状だと思います。
けれど、学校ではうまくやっていたのに、社会に出たらうまくいかないなんてことがざらに有ります。それは求められていることが少し違うからですよね。
手の掛からないことは前提に、気をきかせうまく立ち回り、個性も出していかなくてはならない。今まで、ほとんど個性なんて消していたのに、急に必要になってくる。
しかし、やりすぎると押さえつけられる。
社会でも学校と基本構造は同じだと思います。日本の考え方自体が変えられていないからすべてにおいて変わりにくいのではと考えます。
《上からの教育》
「教え、育てる」教育は、教える側がすごく賢いことが前提ではないかと思います。
でも、世の中賢さを持ち合わせている人ばっかりではないですよね。時代についていけずに教え方ややり方があっていないことが多くあります。
よく言われることですが、生き残れるのは変化することができるからです。
考え方も変化させる必要があります。
「教育」という字は「教わり、育てられる」とも取れます。教育とは本来、双方向のやり取りなのではないかと思うのです。教える方も教わる方もお互いに、教育し合っている状態が理想です。それは、単に勉強ではなく、人として成長する上での活動だと僕は考えます。やり取りしている内容が、勉強のことであれば、個人の考え方を知り、認めることができます。間違っている内容だったとしても、どのように間違いを指摘するか、分かるように説明するにはどんな風に伝えれば良いか考えることができます。
教えることで、自分以外の考えや自分の時代には当たり前ではなかったものを教わることもできるのです。
《最後に》
今回は、教育そのものについて考えてみました。
特別な○○教育ではなく、大人も子供関係なく、教え教わり、育て育てられることを前提とした人間同士の教育です。
子供より大人の方が色々なことを経験していると思いますが、一度、経験したことを横に置いておき、まっさらな気持ちで子供の話を聞いてみたり、一緒に考えてみたりすると自分が見たことなかった景色を見ることができるかも知れませんね。
*動物からも教えてもらうことあるかもしれません