本物の優しさって何だろう - 働きたくないマンの投資と生活

こんにちは、皆さんは「優しさ」ってなんだと思いますか？

認めてあげること、許すこと、引き受けること、色々考えられます。
けど、総じて優しさを向ける相手がいます。

相手のことを考えることが優しさだと思っていいでしょう。

けれど、自分では相手を思った優しさが、実は自分のことを思っていた何てこともあります。

《僕の優しさ》
僕は、小さい頃から優しいと言われてきました。
小さい頃は確かに、相手を思っての純粋な優しさだったのだと思います。
しかし大きくなるにつれ、優しさを期待されていると勘違いしはじめました。
そして、相手の望むようになることをするのが優しさだと思っていました。

けど、それは辛くなっていきました。
相手が喜んでくれるのは嬉しいし、優しい自分も好きでした。
それなのに、辛いんです。
自分の考えとは違うこともしていたから、自分が気持ち悪くなることがありました。

20歳を過ぎた頃から、優しいとは何か向き合い始めました。
相手を傷つけないように接することは必要なことですが、そのせいで指導しなければならないことも
できないようになっていました。

結局、僕は嫌われたくなかっただけだったんです。
いろんな人にいい顔をして、何となく表面はうまくやっていただけでした。

そのコミュニケーションには、自分らしさがこもっていなかったので、
実際はほとんどの人たちと、打ち解けずにいました。

最初は恐る恐るでしたが、自分をだしていきました。
もっとこうしたらどうだろう、それはよくない、言葉を考えながら
周りの人の真似をしながら。
すごく怖かったです。
始めみんなは驚いた感じでしたが、嫌われたり無視されることはありませんでした。

続けていくうちに、自分を出す前よりも距離が縮まった感じがありました。

《指導と怒る》
僕がいちばん気にしていたのは、「指導と怒る」の違いです。
部活でもバイトでも、ダメなものはきちんと指導しなければなりません。
しかし、指導することは怒ることだと思っていました。

ずっと優しいと言われ続けた僕に、怒ることや否定することはできるはずもありません。
また、嫌われたくないので当たり障りのない言葉しか言えませんでした。

ですが、バイトをするなかで後輩ができるとそうもいってられなくなりました。
自分の指導不足で後輩辛い思いをし、お客さんにも迷惑がかかります。
そんな僕に、ずっと声をかけ続けてくれた当時の店長から優しさについて気づかせてもらいました。

感情的に怒るのはいけないけれど、ダメなものを指導できないのもいけない。
何がいけないのか指導しないのは、これから伸びていく後輩の邪魔をしている。
それは後輩の人生にとってよくない、言わないのは優しさではない。

この経験をしてから、指導することは前ほど怖くなくなりました。

《本物の優しさを考える》
今でも、ダメというのは怖いです。
僕は、本心というか心から伝えようとすると泣きそうになるのですが、
それでも、伝えたいことは伝えられるようになってきました。

本当に相手を思って出てきた言葉は相手に響きます。
自分のために出た優しさは、相手には届かず自分をイラつかせます。
自業自得なんです。

自分を出すとき、自分が思ってるほど他人は自分に興味がないと
思うようにしました。
嫌われてもいいとは思えなかったからです。

それでも、自分は相手のことを考えて伝えることは伝える。
自己満足ですが、何かの縁で会った人にいい人生を送ってもらいたいと
思うからです。

これからも優しさを考えていきます。

大丈夫です。
他人はそんなに自分に興味はないですから。
だから、自分の人生を生きて、ついでに他人の人生に善い影響を与えちゃいましょう！