波と思い出
人生には波があると思う。
良いときと悪いとき、必ずあるけどその波に乗るにはどうしたらいいんだろう。
悪い波の時は、いい波が来るまで待ち。
いい波が来たときにさっと乗る。
自分がすごく楽しかったとき、何をしていたんだろう。
楽しかった時の前は何をしていたんだろう。
そんな二つの時は、これまで何回あっただろう。
楽しくなかった時は何をしていたんだろう。
どんな環境で、どんな気持ちだったんだろう。
これまでの時間を分析することはできるんだろうか。
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「分析」だなんて、かしこまった言い方だった。
「思い返す」、「思い出す」でよかったんだ。
新しい職場になって二年が過ぎた
なぜか、小さい頃から今までのことまで色々なことを思い出している。
楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、泣いたこと、後悔してること。
なんでこのタイミングで、こんなこと思い出したんだろうと思うこともある。
新しいこと始めてるし、色んなこと考えてるから、前の記憶を掘り出して、こんなこともあったよ、と教えてくれているのかもしれないなと思ったりする。
思い出したどんな記憶も、懐かしくて暖かいものだと感じてしまう。
これは軽い走馬灯なのか。
世界はこんな状況だけど、自分は今、最高に楽しいよ。
端から見れば、「これが最高なの?」
と笑われるかもしれない。
でも、胸を張って「最高だよ」と言える。
今がいつも一番最高。
人生に波はある。
でもそれは、今からみた波の余韻。
この先の波がどう動いているかは、完全には分からない。
こんなこと考えられてるってことは、
今は調子がいいんだと思う。
調子が悪いとこんなこと考えられないよね。
これで僕は、波に乗ってきたんだなぁと改めて思えた。
波に乗るのか、飲み込まれるのか。
どっちもなんだか自分らしくない気がする。
浮き輪を使って、漂って、凪ぎも時化もぷかぷか浮いていたい。
それでその時々の楽しみを見つけていくんだ。